ケンタッキー州ジャジービートのベテランプロデューサーDr.Dundiff

2020.01.13

ジャジー且つチルなビートは、忙しい日常をほんの少し緩和してくれる、現代人にとって必要不可欠なサウンドである。その需要はここ数年の音楽シーンにおいて需要は急上昇しており、トラックメイカーの作りだすゆったり心地よいループサウンドの価値は年々上昇しているように感じる。今回は、アメリカ、ケンタッキー州からジャジービートを世界に送り出すベテラン プロデューサーDr. Dundiff(ドクター・ダンディフ)という人物を紹介したい。アイキャッチ本人Twiier引用

「Nobody Likes Beats」

多彩な音楽文化を育んできたケンタッキー州ルイビルを拠点に活躍するヒップホップ/ネオソウル プロデューサー・Dr. Dundiff(ドクター・ダンディフ)。Jakarta Records、Mellow Orange Music、Grand Garden Recordsをはじめとする複数の人気レーベルから40以上のプロジェクトをこれまでに発表し、アングラ ヒップホップシーンが基盤にしっかりある彼のルーツから、生音と打ち込みのまさにフィジカルとデジタルを究極的にマッチさせたサウンドを奏で、今や世界中で多くのファンを獲得している。

「Louisville」

彼の名を世界に認知させたのは2018年。Motown直系の正統派でソウルフルな歌声を持つ同郷のアーティストOtis Junior とのデュオ作品『Cool』が爆発的にヒットし、現在の地位を確立。これぞオーガニック・ソウルとアングラ・ヒップホップの邂逅で生まれたチル・ミュージックの傑作アルバムと言えよう。

「Need to Know」

「Otis Junior & Dr. Dundiff - The Ballad」

「Cool」のスマッシュヒットから約1年後にリリースした彼の集大成『The Distance』は、Claire Reneé、James Lindsey、K.Raydio、Pink Siifu、Shania Robinsonなど注目のアーティストたちの個性豊かで素晴らしい歌声が彼のサウンドと気持ちよく重なる。歌姫Claire Reneéのフェミニンなヴォーカルと、サックスのリフをフィーチャーしたスモーキーでそうフルフルな1曲「What You Want」をはじめ、彼の色が存分に滲み出た最高の全15曲は、私たちの体にナチュラルに浸透する。

「Dr. Dundiff feat. Claire Reneé - What You Want」