ヒップホップの成長を支えてきた名機 ~SP1200~
2019.09.12

有名なDJやビートメイカーはみなさん良く知っていると思うが、その元となっている機材について知っている人は少ないのではないだろうか。本日はビートメイカーなら必ず知っている名機を紹介したい。
SP 1200 クリエイティブを支えた名機
2つの歴史的重要なドラムマシーンが生まれたのは1980年代中旬である。それは1985年のthe E-MU SP-12と1987年のE-MU SP-1200だ。E-MU Systemsというアメリカの音響開発会社が開発し、これらはヒップホップの発展に欠かすことの出来ない"サンプラー"となった。特にSP-1200は名機として、今もなお語り継がれている。
SP 1200は複数の楽器を試すことが出来た為、アーティストのスタジオ費が極端に安くなり、家の小さなスタジオでより複雑なビートの作成を可能にした。その結果、個人レーベルが誕生し、アーティストにとって更にクリエイティブな自由が待っていたのである。SPシリーズはゴールデンエイジ・ヒップホップの始まりに繋がる。
Pete Rock 名機SP1200と共に生きたアーティスト
今でも語り継がれる名機SP 1200だが、この機材を聞くとどうしても"ピート・ロック"が頭に浮かんでしまう。少し前に、同名のアルバムをリリースしたからに違いない。今までヒップホップを支えてきた名機とレジェンドDJが、現代で再び交わり、出来た名作である。このアルバムの中でも厳選し、オススメの3曲を紹介しよう。
それぞれタイプの違うビートだが、最高にクールだと言える。ピート・ロックは以前にも紹介したがこのアルバムではソウルやジャズの側面がピート・ロックのスタイルによって、全く新たなモノに生まれ変わっている。
Others ビート製作映像
他にもSP1200を使用し、ビートを製作している動画やhow toを紹介するので、時間のある方は是非。

Writer / hook
I love hip-hop and surrouded musics