シカゴ生まれのハウスDJが残してきた伝説的ミックステープ
2019.09.10

まずはこちらのミックスを聴いてもらいたい。これは1998年に作成された二個目のミックステープである。
DJ Mark Farina ~シカゴ生まれのハウスDJ~
上記のミックステープは1992年からDJ Mark Farinaにより継続的に作成されている。ちなみにDJ Mark Farinaはご存知だろうか?彼はイリゾイ州シカゴに生まれたDJで、シカゴハウス、アシッドジャズ、ダウンテンポでの作品がよく知られている音楽家だ。彼のハウスへの出会いは、シカゴハウス界のキープレーヤーとして知られるDerrick Carterと仲良くなった事にある。その後ハウスに興味を持ちながらも、ディープな曲調のものやDe La Soul、ディスコまで様々なスタイルを、違うクラブで流し、客の反応を見ていた。ハウスのスタイルを確立させていく一方、彼は今回の記事でもフォーカスしている”Mushroom Jazz”というアシッドジャズを作り出して行く。
Mushroom Jazz ~様々な要素が含まれた音楽作品~
多くのファンが彼のダウンテンポに魅了され、彼はサンフランシスコで"Mushroom Jazz club night"というイベントを開く。
これが1992年の事だ。このイベントは毎週月曜日の夜に行われ、最初数ヶ月は100人ほどであったが、2年後には600-700人を集めていた。時が流れるにつれ、彼は"Mushroom Jazz"というアシッドジャズの制作に自分のエナジーを注ぎ始める様になった。そして3年後にはクラブが閉店し、イベント名と同じ名前である"Mushroom Jazz"というCDテープの作品が残されていく。最新の作品は8であり、2016年まで定期的に配信されている。また自身は様々な場所でツアーを行い自分の仕事について"私の仕事はできる限り様々な場所に、新しい音楽を持ち込み、ある意味隠されていたバイナルを世に送り届ける事だ"と語っている。様々な音楽要素が詰まっている彼の作品は必聴だ。
ミックステープ

Writer / hook
I love hip-hop and surrouded musics