2019年07月14日 MY HOOD 〜Drip Water Trunk〜 @NOS恵比寿
2019.07.27

様々なカルチャーをミックスアップしてきたパーティ「MY HOOD」vol.3となった今回は7/14 初夏の三連休真っ只中、"NOS 恵比寿"にて開催された。音楽とアート、ラグジュアリーさと遊び心が一体となったダイニングバー。広い空間には様々なシーンに対応できる個室ブースもあり、都会らしく彩られた雰囲気を写真と共に振り返りたい。
https://myhood.jp/hood/ebisu/nos
Space
オープンの22:30を待たずして、多くの人が集まり楽しい夜の始まりを感じさせる。パーティー中は店内後方のメインダイニングがダンスフロアとなり、朱色のライティングを施した空間は馥郁としたイメージとなっていた。壁面には各アーティストが自分のHOODで感じてきた空気感を存分に反映したアートボードを展示。若さとオリジナリティに加え、自分たちが感じてきたカルチャーがミックスされた作品はコミュニティスペースを彩っていた。
Open
今回は、京都伏見で延宝三年(一六七五年)から続く老舗"月の桂"からフレッシュな日本酒"稼ぎ頭"をwelcome drinkとして提供頂いた。果実のようなスッキリとした酸味と米本来のなめらかな丸みが口中に広がる上品な味わいとなっていて、ファンになった来場者は多いはずだ。"稼ぎ頭"で乾杯した後は、ぐるっと一通り会場を回りアートを眺めたり、我先にとフロアで体を揺らしたり、ラウンジスペースで談笑したりと各人のパーティーが始まる。
Dance
日本酒で乾杯を終えて一息ついて始まったのが、ダンサーによるセッションタイム。MCによるアナウンスなしで4人のダンサーがフロアをロックする。Locking、Breakinを中心としたオールドスクールスタイルの踊りが会場をガッチリと巻き込み大きな歓声が響いていた。
Live
大いに盛り上がりを見せたダンスセッションの後にはショートライブもあり、観客を飽きさせる事は無かった。メロウなギターサウンドと、透き通るほど洗練されながら芯の太いヴォーカルがクラシックなビートに合わさりどこか艶っぽい。ダンスセッションとは打って変わった"聴かせる"歌声に会場中が魅せられる瞬間だった。
Party
コンテンツが終了してからは本格的なパーティータイムが始まる。DJはSoul・Hiphop を中心に、Chill&Groovyな選曲でフロアを心地良く揺らす。遊び方を聴き手に任せるチョイスが、「MY HOOD」を日常の延長ながらもどこかドロップアウトした最高の空気感にしてくれた。久々の再会や、会場内での出会い、至る所で乾杯の音や、酒を頼む者の後ろ姿。時にはゾンビの様にフロアとバーカンを行き来する猛者も見かけられた。今回も音楽の下で、様々な出会いがあり、たくさんの笑顔を見る事が出来た。次回の「MY HOOD」は秋頃。是非、心待ちにして頂きたい。
Photo by Yuta Sasaki (HIDDEN CHAMPION)

Writer / MY HOOD
MusicTripMedia