今更聞けない!DJってなにしてるの?~テクニック編~

2018.12.05

近年ではストリート文化だったDJと呼ばれる方々も、フェスやアーティストとのコラボなど一般的に認知されるようになってきました。大きなヘッドフォンをして、DJブースに立ち、何やらレコード的なものを触っている人たち"DJ"。前回の「今更聞けない!DJってなにしてるの?~選曲編~」が好評なようだったので、今回は「テクニック編」として、ブースでDJが何をしているのかを解説していきます!

なんであんなにレコード触るの?

実際にDJを知らない人からしたら、「曲を選んでかけているのは分かる」「でも実際何をしてるの?」と疑問を持つでしょう。確かにお客さんを煽ったり、やけにレコードを触ったり、無駄に縦に揺れているように見えますよね。実はとんでもなくハイレベルなことをやっているんです。

DJのお仕事 基本は「曲を繋ぐ」

DJブースには基本的にターンテーブル(レコードが乗っているもの)が2台、その間にミキサーと呼ばれるツマミが付いたものが1台、あとはPCが乗っていることがほとんどです。DJはPCの中に入っている曲を選び、それを左右のターンテーブルに割り振り、ミキサーで音を調整しながら繋ぐ、という流れを繰り返します。

意外と単純。DJブースの仕組み。

DJのPCには何千、何万曲という音楽データが入っており、専用のソフトをPCで立ち上げ、左右のターンテーブルに曲を割り振っています。ターンテーブルはバイナルと呼ばれるレコードが乗っており、実際に針が触れることで音として出力されます。レコードの仕組みをPCで再現しているわけですね。真ん中のミキサーという機械が音を調整するために使われます。MixするためのMixerです。中央のツマミを左に倒せば、左のレコードから。右に倒せば右のレコードから音が出ます。上下に動くツマミは左右のターンテーブルの音量を調整するものです。他にも低音・中音・高音を調整するツマミもあり、回すことによってそれぞれの音を小さく/強くすることができます。

DJのプレイ動画で見てみよう

こちらの動画では右のターンテーブルから左のターンテーブルに曲を繋いでいます。中央の左右に動くツマミに注目して、音を聞いてみてください。右なら右の音、左なら左の音。簡単ですね。


DJを簡単って言うな。速さとタイミングを合わせるんです。

DJブースの仕組み自体はとてもシンプルなものです。曲を切り替えるのは簡単そうですね。でも実際の音楽って、速さも違うし、繋ぐタイミングも合わせる必要ありますよね?速さ(ピッチ)の調整はターンテーブルにあるフェーダーを調整すれば、音楽の速さが変わります。音が出ている方の速さに、今からかける曲のピッチを合わせます。そして曲を繋ぐタイミングも重要になります。サビが終わった後に次の曲のイントロが入ってくるのが多いのですが、これもDJが計算して繋いでいるのです。音楽は基本的に8拍で構成されています。ワン・ツー・スリー・・・とダンサーが数えていますよね。DJは曲の切り替えたい拍の後に、次の曲の1拍めが来るように調整しています。

今の曲:サビの最後12345678

次の曲: イントロ12345678 歌いだし12345678 1234・・・ 

こうやって書くと分かりにくいかもしれませんが、DJが繋いでいる曲は「ずっと12345678、12345678」と数えることができるんです。

おまけに神がかったDJプレイ動画も見ておきましょう。

最後に日本人DJ、DJ SARAのプレイを見てみましょう。もはや機材が楽器と化しています。


DJが何をしているか、少しやっていることが分かるとDJmixやクラブで音楽を聴く時にも楽しみが増えますね。心のなかで「12345678」とカウントしながらDJがいつ、どんな風につなぐか数えるのがオススメです。

Writer / NACCHAN