ジャズ=深夜?1人でリラックスする時の音楽は…”Round Midnight”で決まり。

2018.12.03

夜になるとジャズを聴きたくなる人。昼間頑張っているから、夜はのんびり過ごしたい人。深夜でも作業を続けてるけど、そろそろ休みたい人。夜が深まるにつれて、思慮深くなっていくのも、人の性と言えるかもしれません。今回は、深夜に考え込んだとき、息抜きになるジャズが分からない、音楽を聴いて気を紛らわしたいけど、深夜で思考がぐるぐる回って何を聴いたらいいか分からないそんな人たちをスムーズに夢の世界へ送り出してくれるジャズをご紹介します。

深夜1人でリラックスする時のジャズ音楽

ビバップジャズとして有名なこちらの曲”Round Midnight”。作曲作詞、録音、カバー、歌詞など、バックグラウンドが広く、知れば知るほど面白くなる曲です。


作業をしたり、疲れきっていたり、考え事の多い夜を過ごしていると、ついつい深みにはまってしまい、息抜きの仕方が分からなくなってしまうことはありませんか?夜眠れないから、音楽を聴いて気をまぎらわせたいけど、深夜で思考がぐるぐる回っていて、何を聴いたらいいか分からない、とか。その状況を描いたのが、まさにこの"’Round Midnight”なのです。初めて聴いたときの感想は、オルゴールで聴きたくなるジャズもあるんだなあと。でも、後半からガラッとノリがよくなるんです。喧騒が恋しくなるような、明るい曲調になっていきます。

ジャズ音楽:Round Midnightの歴史

ラウンドミッドナイトをテーマソングとした映画があります。題名も同じ、” Round Midnight”ストーリーは、とある有名なジャズピアニストがアメリカからパリに逃げてきて、パリの街の人びとの寛容さに受け入れられる、というもの。同時に、ピアニスト自身のなかで麻薬の昏睡との葛藤もあり、暖かい人間関係と、孤独との闘い。人間の二面性を描いた作品です。映画の他に、この曲の世界観を広げたのは、歌詞の追加でした。この曲に歌詞を加えたのは、アメリカの作詞家バーニー・ハニゲン。


夜になってくると、思考がぐるぐると回って寝ているのかどうか曖昧になることがよくあります。夜って、そういう瀬戸際的な時間帯ですよね。そこからゆっくり夢のなかへ導くような曲調と、歌詞に書かれた嘆きに近いような恋仲への想い。日々孤独との闘いであるアーティストにとって、その孤独感を穏やかに表現してくれた’Round Midnightは共感するしかなかったのかもしれません。というのも、映画や作詞以外にも、過去にこの曲をカバー、編曲したアーティストは数多くいるからです。原曲が録音された当時も、モンク本人よりも周囲のほうがレコーディングに積極的だったとか。2002年には、イタリアのピアニストの間で、17人の作曲家が変奏する動きもあるなど。時代と人によって、多くのアーティストにインスピレーションをもたらしてきた曲だったのですね。ネガティブオーラな曲がこんなにも世間に愛されている不思議。この曲を聴いて、夜ぐっすり眠れるかどうかは、貴方次第です。

Writer / NACCHAN