Jazzの渋さ・格好良さを知ってもらいたい"Moanin'"

2018.12.05

音楽好きな皆様こんにちは。今回はJAZZの名曲についてご紹介します。JAZZと一口にいっても、その歴史は長く様々なジャンル、多くの曲が存在しています。1950年代の音源をスマホで簡単に聴くこともできるので、ぜひ聴いていただきたい曲、名曲の"Moanin' "についてご紹介します。

JAZZ好きに知らない人はいない名曲

Moanin'(モーニン)はジャズドラマーのアートブレイキーが1958年に発表したアルバムのタイトルで、その1曲目に収録されているボビーティモンズが作曲した楽曲のタイトルです。一般的に知られているのは楽曲としてのMoanin'ですね。

[Art Blakey & the Jazz Messengers - Moanin']
イントロを聴いただけで「あ!知ってる!」という方も多いのではないでしょうか。イントロからドラムが加わり、盛り上がる瞬間はなんとも言えないですよね。ジャズ専門レーベル、ブルーノートの中でも特に人気のある4000番台シリーズのアルバムひとつであり、4003という数字が上記のジャケットにも記載されています。

アートブレイキー最初はジャズピアニストだった?

ジャズ史上最高のドラマーとも言われるアートブレイキーですが、実は元々ジャズ・ピアニストとして活動していました。
ナイトクラブで演奏していたアートブレイキーでしたが、オーナーが連れてきたピアニストがアートブレイキーよりも上手く、半ば強制的にジャズドラマーに転向したと言われています。

Moanin'はファンキージャズの代表曲

JAZZという音楽のジャンルはたった100年間の間に発展し、分岐してきた音楽で、区切りを引いて定義したり、分類することは難しい音楽です。その中でもMoanin'は「ファンキージャズ」の代表曲と言われています。JAZZの中でもブルースやゴスペルなどの、黒人音楽の要素を汲んだジャンルです。”Moanin'"の作曲を行ったピアニストのボビーティモンズが牧師の息子であり、幼いころからゴスペルに親しんでいたことからヒントを得たと言われています。ちなみに”Moanin'"というタイトルは「朝」ではなく、「苦しみ呻くこと」の意味で、差別に対する心の奥深くの怒りと嗚咽を表しています。1958年にアートブレイキーが結成したアルバム"Moanin'"と、その1曲目として強く印象を与えた楽曲”Moanin'”が、その後のファンキージャズの発展のきっかけとなり、JAZZ、とりわけファンキージャズの名曲として愛される楽曲となりました。

アニメ「坂道のアポロン」では劇中歌に。

アニメ「坂道のアポロン」はJAZZをテーマにした作品。ひょんなことからJAZZドラマーと知り合った主人公を描く物語。 "Moanin'"が劇中を通して登場します。(演奏シーンは見つけられませんでしたが、アニメの一部をご紹介します)
2018年には実写映画化されています。

名曲には背景あり。

いかがでしたか?Moanin'を知っている人も、知らなかった人も、楽曲の時代背景や誕生秘話を知ることで楽曲への愛着が増すのではないでしょうか。名曲と言われる音楽には必ずこうしたメッセージ、背景があるものです。歴史を紐解き音楽をより深く味わってみるのも良いですね。  

Writer / NACCHAN