Nasのメンターとしても知られるLarge Professor。その才能溢れるサンプリングセンスとは
2018.11.01

名プロデューサー:Large Professor(ラージ・プロフェッサー)とは?
1973年生まれ、ニューヨーク、ハーレムのプロデューサー。Main Source というグループの創設者で、1991年に出されたアルバム『Breaking Atoms』は今でもヒップホップ界の金字塔として語り継がれています。
また同作に収録されている「Live at the Barbeque」という曲でニューヨーク、クィーンズ生まれのNasがデビューを果たします。Large Professorがコラボしたアーティストは数知れませんがNasのメンターというイメージがあるかも知れません。
それにしてもNasは初舞台と思えないですね。ちなみに合いの手を入れているのがLarge Professorです。Large Professorは誰よりも早くNasの才能に気付き、デビューアルバム『illmatic』でもコンビを組みました。10曲中、3曲のプロデュースに携わった彼ですが”もし私が同じビートを他のラッパーに提供していても、これほどまでに称賛されることはなかったと思う。彼のリリックやストーリー性に匹敵するものを作れる人はいなかっただろうし、Nasは他のラッパーと一線を画すアーティストだね。”と語っています。凄い謙虚な意見ですが、Large Professorも凄いです。
あの伝説的ポップ・スターの音楽からサンプリング!?
先ほど、Nasの『illmatic』で3曲のプロデュースに携わったと言いましたが、その中でも「It Ain't Hard to Tell」でプロデューサーとしての力量が垣間見れると思います。
コーラスとドラムが非常に心地良いイントロですね。
このイントロを聞いて、ん!?と思った人はいるでしょうか。
この曲の元ネタは伝説的ポップ・スター マイケル・ジャクソンの楽曲「Human Nature」なのです。
心地良いと思っていたコーラス、実はマイケルの歌声だったんです。
2つを聴き比べてみるとLarge Professorのプロデューサーとしてのセンスを感じることが出来るかと思います。
最後にMain Sourceで活動していた時の彼の楽曲を紹介します。
ラップも最高にかっこいいので是非チェックして下さい。

Writer / hook
I love hip-hop and surrouded musics