DJ Premierが過去最もシリアスに取り組んだと語るアルバム。その背景には相方Guruの逮捕が

2018.11.01

90年代を代表するプロデューサー

「90年代」はHip Hop界で、GoldenAgeと呼ばれるほど、数々の名曲がリリースされました。その裏側で活躍して来た一人がDJ Premierです。彼はテキサスのヒューストンで生まれ、後にニューヨーク、ブルックリンに移り住みました。NasJay-ZThe Notorious B.I.G.など、Hip Hop好きの方なら一度は聴いた事がある有名なアーティストを手掛けています。彼はアーティストの過去の楽曲やJazzサンプリングしてHip Hopを作成する事で非常に有名です。その中でも「Nas Is Like」はDJ Premierが作成した曲の中でも個人的にお気に入りです。


ギャング・スターとしての活動

現在では、プロデューサーとしての顔が有名ですが、Gang Starrというデュオでも活動をしていました。8枚のアルバムをリリースし、1998年のアルバム『Moment of Truth』ではゴールドディスクを獲得しています。


実はこのアルバムを製作している時に相方のGuruが逮捕されDJ Premierも下のインタビュー動画で”今までで一番真剣に取り組んだアルバムだった”と語っています。いつもはGuruがアルバム名を考えていたが、このアルバムはPremireが決定し、今の自分達の現状を表している『Moment of Truth』≒正念場というアルバム名にしたとの事。DJ Premierにとってはそういう意味でも思い入れのあるアルバムなのかも知れない。


そんな彼が2017年にNPR Music主催のTiny Desk ConcertにてLiveを行なっています。90年代から30年近く活躍しているレジェンドのプレイは見応えがあるのでは?休みの日にでもゆっくりご覧になっては如何だろうか。


Writer / hook

I love hip-hop and surrouded musics