ラッパーJAY-Zの代表曲のリリックから見る苦悩と葛藤。

2018.11.03

全てを手に入れたハングリーキング、ラッパーJAY-Z(ジェイ・ジー)の哀歌『Heart of the City(Ain't No Love)』

輝かしいタイトルの数々、ヒップホップキングの座、アメリカンドリーム、実業家としての成功、妻ビヨンセ、、、まさしくこの世の権力・地位・富・名誉の全てを下剋上で手に入れた唯一の人間 "JAY-Z"。そんな全てを手にした彼が、未だ満たされず、追い求め続けるものとは一体何なのか、、『Heart of the City (Ain't No Love)』(2007)この一曲の中に一人の男の嘆きが詰まっている。


『Ain't No Love In The Heart Of The City』

この曲のフックとなる部分

"Ain't no love in the heart of the city. I said, where's the love?Ain't no love in the heart of town"

直訳すると

街の中には愛はない、愛はどこにある?、街には愛はない

と、かなりナーバスなフレーズ。

この曲のサンプリング元は、50年代~90年代にブルースシンガーとして活躍したBobby "Blue"Blandが1974年にリリースしたシングル『Ain't no love in the heart of the city』からで、トラックはKanye Westプロデュースの元作られた。Bobby Blandの『Ain't no love(heart of the city)』はメジャーな曲とはならなかったが、後にJAY-Zを含め、多くのアーティストがカバーをしたり、サンプリングに使用している。


80年代に活躍したイギリスのロックバンドWhitesnakeがカバーした『Ain't no love(heart of the city)』もとても有名。哀愁のあるロックが効いてて、心にグッとくる。


薬の売人から大成したJAY-Zですが、彼の人生、そして『Heart of the city(Ain't no love)』で綴った男の嘆き、、ちょうどニューヨークが舞台のノンフィクション映画「アメリカン・ギャングスター」の主人公と重なる。

「アメリカン・ギャングスター」のサントラには未収録だがが、映画の予告編ではやはり彼の曲が使われていた。


Writer / g.g

we are one. peace.