初来日を控える人気若手ラッパー"SABA"の新曲『Stay Right Here』
2018.11.13

"レペゼン、シカゴ!弱冠24祭の若手ラッパーSABA"
現在のヒップホップシーンの若手を代表するラッパー兼、音楽プロデューサーでもあるSaba(サバ)は、1994年、シカゴのゲットー地区で生まれました。彼が認知され出したのは2013年、同郷のChance The RapperのMix Tape「Acid Rap」で"Everybody's Something"というSABAのバースで有名になり、2018年4月にリリースされた彼のセカンドアルバム「Care For Me」では、彼のいとこが射殺された辛い過去や、故郷のゲットーのリアルが生々しく伝えられ、その年の最高傑作アルバムと称されました。
また、音楽プロデューサーとしての顔を持つ彼の高い音楽センスは、シカゴのR&Bアーティストである父の影響が大きく、幼少期の頃からR&B、ジャズ、ソウルなど、幅広く音楽に親しんでいました。そんな彼ら親子は、2018年10月にアメリカのラジオ放送局(NPR)が配信している今話題のTiny Desk Concertに出演し、24歳とは思えない貫禄で、父を含むバンドメンバーをまとめあげました。
"7か月ぶりの新曲『Stay Right Here』をリリース"
同郷のChance The Rapper、Noname、Mick Jenkinsと共に、若手でシカゴを盛り上げている彼ですが、先日、傑作と言われたアルバム「Care For Me」以来の新曲を発表しました。タイトルは『Stay Right Here』、アルバム発表以来約7か月ぶりの新曲で、同郷のMick Jenkins、Xavier Omärをフューチャリングに迎えています。トラックは軽快なジャズとゴスペルの抑揚がダウンビートときれいまとまっており、『Care For Me』で自身が伝えたハードなストリート・ライフから抜けだし、新たな希望を見つけたという彼の喜びがこの曲から伝わってきます。来月12月10日には初の来日となる1日限りのライブが渋谷の「XXX」にて行われるので、お時間ある方は是非足を運んでみて下さい。

Writer / g.g
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