昨年死亡するも、今も人々に愛されるMobb Deepのラッパーを務めたProdigy

2018.11.14

黒さが目立つデュオとして東海岸に名を残すラッパー

2000年の今日11月14日はProdigy (プロディジー)のアルバム『H.N.I.C.』がリリースされた日です。彼は2017年6月20日に病死し、そのニュースでご存知の方もいるかもしれません。ご冥府をお祈りいたします。昨日紹介したBig Lと同じように、Prodigyも死んでなお語り継がれるアーティストの1人でしょう。

彼はニューヨーク、ヘンプステッドの出身、音楽家系で育ちました。祖父や大叔父はジャズのbebop時代を支えてきた人達で、両親も各々音楽グループに所属していました。マンハッタンのアートスクールに通っている時、後にMobb Deep(モブ・ディープ)という2人組グループを組むことになるHavrocに出会います。彼らの特徴はリリックにあり、1994年に同じアプローチでデビューしたリリシストNasと比較されることになります。しかしMobb Deepのデビューアルバム『The Infamous』は見事、RIAAで金賞を受賞。独特なラップスタイルで、数々の名作を世に出します。

今日はProdigyがソロでデビューした時のアルバム『H.N.I.C.』の中から「Veteran's Memorial」を紹介しています。Mobb Deepも然りですが、彼のラップはダークな雰囲気のものが多いので、夜の雰囲気がよく似合います。


2017年に出した楽曲も紹介しておきます。こちらも相変わらず"黒さ"がバッチリ伝わってくる一曲ですね!



Writer / hook

I love hip-hop and surrouded musics