これぞ本物の"エモい"音楽。Heart Streetsの新曲『Piece By Piece』とは?
2018.11.15

90年代のダンスシーンやヒップホップ・カルチャーへの愛
飾り気のない女性らしさ、ゆるふわというには生真面目、フェミニンだけど媚びてない。クラスや会社に普通にいそうな女の子たちだが、なぜか妙にそそられる、、、そんなモントリオールのFloetry(フロエトリー)こと、"Hearts Streets(ハート ストリーツ)"
日本で彼女たちを知ってる人はほとんどいないのではないだろうか。彼女たちのアンセミックヒット曲『Nonchalant』は身に覚えがあるのでは?
Heart Streetsは、ラップ担当のEmma Beko、歌担当のGabrielle Godonによる幼少期からの親友同士で構成されており、ダンスシーンや90年代のヒップホップ・カルチャーへの愛から、自然に発生したと彼女たちは言う。
カナダで育ったラッパーが影響を受けた音楽
カナダのモントリオールで育った2人、Emmaはニューヨークでの生活でラップの影響を大きく受け、Gabは多くの90年代R&Bを聴いて刺激を受ける。ワインと即興の音楽を経て、フリースタイルの"Heart Streets"が2011年からゆるく始動した。
90年代~2000年初めの音楽の影響を受けているという彼女たちの音楽ジャンルは「Electronic influenced Hiphop & RnB」と公言していて、Popな曲からどっぷり染みる恋愛ソングまでと幅広い。歌、ラップの実力は言うまでもなく、トップクラス。貫禄、雰囲気もバッチリだ。地元のモントリオールを拠点に活動しており、数々の大きなフェスやステージに参加、
Gallant, The Internet, Daniel Caesar, Charlotte Cardin等のラインナップとステージを共にしたことや、ニューヨークのCOMMUNIONでのライブ経験など、実績は豊富。カナダのNYLONで"今すぐ聴くべきアーティスト"に選出されている。主にライブやステージでファンを獲得していくスタンスの彼女たちだが、2016年にリリースしたEP「You & I」に収録されている『Cruising With You』では、Spotifyで200万再生を達成する等、今勢いにのっているアーティストだ。
”エモい”音楽とは?甘い歌声と落ち着いたラップのハーモニー
そんな話題になりつつある彼女たちが、つい先日、ニューシングルをリリースした。
Gabの甘い歌声に、落ち着いたEmmaのラップ。相性抜群の2人のハーモニーがとても心地いい。MV共にエモさが存分に伝わってくる一曲だ。ちなみに、個人的にはこちらのアコースティックバージョンの方がオススメなので、お時間ある方は、、、
取り繕いが一切感じられないオーガニックな雰囲気の中に、男性、女性共に誘惑する、謎めいた大人の色気を持つHeart Streets。モントリオールの"エモい"アーティストを代表する今後の彼女たちのゆるい動きを見守っていきたいと思う。
↓多くのアーティストのレコーディング映像をLive形式で毎週配信しているMIMS RADIO。そこでの彼女たちも是非チェックして頂きたい。

Writer / g.g
we are one. peace.