[ジャズの歴史]ジャズからフュージョンの時代へ...現代音楽との融合とは?

2018.11.23

フュージョンとは、1960年代後半から続くジャズがアレンジされて誕生したジャンルのこと。ロックやラテン音楽など、ジャズと並んで進化してきたジャンルとの異色の融合もある一方、現代音楽を形容する電気音楽や電子音楽がアクセントのように融合されることもあります。

フュージョンが生まれる前、1960年代のジャズの歴史

ジャズ界の流行が、モード・ジャズからハード・バップへ、さらにフリー・ジャズへと急速に展開していった時代のことです。ジャンルの幅が一気に広がった、ジャズの革命期でした。前置きとして、フリー・ジャズについて簡単に説明します!フリージャズの特徴は、なにより自由な即興。たとえば、こちらの曲。

サビのように決まったリズムがなんとなく少ない感じがしますよね。そして、1970年代にはこのフリー・ジャズに、電気楽器、エイトビートのようなロックの要素を取り入れたジャズが演奏されるようになります。これがフュージョンの始まりです。

2つのジャンルに別れるジャズの歴史

ジャズの発展の仕方には2つの流れが存在することが、調べていくうちに感覚として分かってきました!1つは“発展的フュージョン”、もう1つは“伝統的フュージョン”。これからフュージョンとしてのジャズを説明したいので、両タイプのフュージョン別に、ジャンル一つにつき一曲ずつ紹介していきます!

“発展的フュージョン”

・電気音楽とジャズ

トランペットの後ろから、滑らかな音が聴こえてきます。電気ピアノの音色ですね。


・電子音楽とジャズ

出だしの、ほわわん...って響き。弦楽器や打楽器では出せない、繊細な響きです。これが電子音で作られた音楽なんですね...

“伝統的ジャズ”

・ロックジャズ

思いっきりロックな感じなのに、時々、トランペットやサックスの音が聞こえるのが分かります!そしてロックなのにゆったりと落ち着いたテンポです。

・ジャズソウル

哀愁漂うソウルミュージック。ブルースらしい曲調だけど、使われているのはギターではなくクラシックの楽器です。


・ラテン音楽とジャズ

ノリノリで明るい雰囲気!打楽器のリズムが南アメリカらしい、ラテンっぽい響きです。でもあくまでベースはトランペットが演奏しているので、これがラテンジャズたる所以なのかなと...!

~豆知識~

電気ピアノと電子ピアノは弦の有無で区別されます。電気ピアノには弦があるので、振動を音に変換するときに電気信号となり、電子ピアノには弦が無く、ピアノ本来の音に限らず自由自在に音を作ることができるようになっています。

1970年代から始まったジャンル、フュージョン。電気音楽や電子音楽と融合した、発展的なフュージョンと、ジャズとは別で続いてきたジャンルと融合した、伝統的なフュージョンがあることがわかりました。時代を交錯するように進化するジャズ。これからのジャズについて次の流行を予想できたら、ジャズを聴くことがもっと楽しくなりそうです!

Writer / NACCHAN