90年代で殺害されたラッパーの中でもBiggieは欠かせないんじゃない?
2018.11.25

東海岸のラップを再認識させた切れ味鋭いライム
1997年の今日11月25日はThe Notorious B.I.G. (ザ・ノトーリアス・ビーアイジー)の「Sky's the Limit 」がリリースされた日です。彼はニューヨーク、ブルックリン出身で、Biggie Smalls(ビギー・スモールズ)や Biggie(ビギー)とも呼ばれています。10才の頃に体格が大きすぎて"Big"と呼ばれた事が名前の由来です。母子家庭で育ちますが、12才の頃からドラッグの売買をしていて、17才の頃には高校を辞め、武器の所持等で捕まったり、クラックの売買でも逮捕されています。この荒れていた10代の時にラップをし始めます。釈放されてから、Biggie Smallsという名でデモテープを作っていますが彼自身、レーベル会社との契約を狙ったものでは無かったと言います。しかし、Big Daddy Kaneとも仕事をした事があるDJによってそのテープは広められ、Puff DaddyのBad Boy Recordsと契約し、1994年の『Ready to Die』でデビューします。ウエストコーストのラップが主流だった時代に、このアルバムはリリースされ、イーストコーストのヒップホップというものを世の中に再認識させています。ブルックリンの人から愛されていましたが、1997年3月9日、Biggieは25才という若さで何者かにより殺害されています。Biggieの殺害は東西抗争と呼ばれる争いの一貫で、その前には2Pacも殺害されているので、気になる方はこちらも読んでみてはいかがでしょうか。今回の曲は彼の死後に出されたアルバム『Life After Death』に収録されています。彼の切れ味鋭いライムは必見です。デビューアルバム『Ready to Die』からも一曲紹介しておくので時間がある方はお聴きください。

Writer / hook
I love hip-hop and surrouded musics