古いジャンルを打破し続ける 常に進化するジャズ音楽の歴史とは?

2018.11.26

そして時に、違うジャンルをも受け入れるのもジャズです。今回は、そんなジャズの"歴史が動いた瞬間!"について、できるだけ詳しく簡単に解説いたします!

ジャス音楽の歴史の流れ~黄金期~

そのむかし、ジャズ黄金期と呼ばれる時期がありました。"ビバップ"が"ハードバップ"として完成された頃、録音技術も同時に発達したため、世間は"ハードバップ"をさかんに録音するようになります。"ビバップ"とは、原曲のメロディーを超えるほどデフォルメされたジャズのこと。飛び抜けて自由な演奏が許され、演奏者が演奏を楽しむためのジャンルとも言われています。"ハードバップ"とは、"ウエストコースト・ジャズ"との融合を経ながら、様々な音楽を取り入れて成立したジャズのことです。ブルースっぽい、主張のあるジャズとしても語られています。また、"ウエストコースト・ジャズ"とは、アメリカ西部で発祥したジャズの呼び方です。クラシックな雰囲気があり、イメージとしては「朝のカフェで聴きたいジャズ」って感じです。ここでいう、「ハードバップの完成」とは、ビバップがウエストコースト・ジャズと融合し、主張のある音楽へと進化したことでハードバップができたことを意味しているのかなと思われます。バップから脱却しようとする若者が活発になりはじめてから、流行の移り変わりは早く…

1960年には、ビバップよりも"モードジャズ"が目立つようになりました。"モード・ジャズ"とは、ビバップとは真逆の考え方で作られたジャンルです。ビバップの自由すぎて複雑化していた演奏から、もっとシンプルな演奏に転換され、モードジャズとなりました。なので、すこし古風な雰囲気が漂います。さらに、このモード・ジャズすらも次のフリー・ジャズに取って変えられることに...目まぐるしい流行の波...フリー・ジャズは、自由なビバップとは真逆のモード・ジャズから、さらに路線を転換して出来たもの。逆の逆...また自由な演奏が戻ってきた、ということですね...。笑歴史は繰り返されるとは、まさにこのこと。

このようにして、ジャズの歴史は革新の嵐を繰り広げていったのです。また、同じジャンルからの分裂、ジャズ以外のジャンルとの融合、なかには分裂したはずのジャンルが融合するケースもありました。また、ジャズは電子楽器やロックを取り入れられるようになり、"フュージョン"として演奏されるようになります。ところが、このフュージョンは、伝統的なジャズを衰退させることに...

ジャズ音楽の歴史の流れ~衰退期からのさらなる進化~

電子音や他ジャンルとの融合によって、かつてクラシック調で奏でられていた独特の疾走感は影を薄めます。しかし、1980年代からは若手演奏者が中心になって、フュージョンからさらに逆行!伝統的ジャズから離れていくジャンルがある一方で、クラシックや民族音楽、ポップスなどのノスタルジックなジャンルとの融合も進みました!こうして、一言で括れないほどに、「ジャズ」は今も多様な音楽へと進化しているのです。1つのジャンルでここまで多様だと、もはや「ジャンル郡」と呼んでもいいのではないしょうか...?ここまで知っておけば、YouTubeサーフィンがまた楽しくなりそうです!

Writer / NACCHAN