パーティのスペシャリスト” ZEN-LA-ROCK

2018.12.28

独自の世界観で日本のHIPHOPシーンを盛り上げ続ける日本を代表するアーティスト”ZEN-LA-ROCK(ゼン・ラ・ロック)”。ラッパーDJ、ファッションモデル、プロデューサーと多方面で活躍する彼は、レーベル「ALL NUDE INC」の主宰や、CAPブランドの経営、メディアへの出演など、活動範囲は幅広い。2012年にリリースされたシングル「GWIG GWIG GWIG」では、iTunes総合チャート部門で1位を獲得し、あのライムスターの歌丸氏も絶賛している。また、これまで数多くのアーティストと携わってきた彼は、国内はおろか、HIPHOPの父 AFRICA BAMBAATAA(アフリカ・バンバータ)や、今は亡き伝説のアーティストRAMMELLZEE(ラメルジー)等とも共演を果たしている。

彼の別名(a.k.a)である”COMBINATE FUTURE”は、ラメルジーから名付けられたというのは有名な話である。


そんな彼が2018年、平成最後の大忘年会「MY HOOD」でゲストライブを行ってくれる。ココロ、カラダ躍らす、パーティーのスペシャリストは、当日どのようなヴァイブを私たちに届けてくれるのだろうか。

”King Of Party”

1997年に新宿、渋谷周りで友人たちとパーティーを開始した彼は、持ち前のキャラクターで名前を広げていく。You The Rockとの三年間に渡るツアー、アフリカ・バンバータの前座、Zulu Nationのアニバーサリーの参加など、国内限らず精力的に活動を行い、十分なキャリアを積んでいく。彼のパーティー精神が炸裂を魅せたのは2004年。

(2004年)

5月:1stアルバム「Zen Zen Zen」のリリース・パーティを大成功に収める。

7月:CAMEL BOOM BOXのパーティーで、 JAZZY JAY、DIAMOND-D、LIL LEP、ZEPHYER、REVORTといったHIPHOP界の大御所と共演を果たす。

8月:江ノ島で行われた、グラフィティ・クルー”WOM”と雑誌”オーリー”のパーティに招待され、ライブを果たす。

9月:恵比寿にて、スニーカーブランド『PONY』のパーティーにラッパーとして招かれる。

12月:3rdシングルのリリース・パーティにて、伝説のHIPHOP映画「Wild Style」で主役を務めたLEE-Qが駆け付け、話題となる。

パーティー、パーティー、パーティー、、と まさに日本を代表するKing Of Partyと言える人物である。


”MIND”

内面的な事はリリックにせず、楽観的な表現で彼の楽しさを共有したいと語る彼。昨年リリースされた実に5年ぶりとなるフルアルバム『HEAVEN』では、約40名のアーティストが参加し、彼の5年間の集大成が詰め込まれたアルバムとなっている。”アルバム制作はオリンピックのようなもの”と語る彼は、アルバム制作期間というものは、自分も楽しみ、参加者も楽しみ、みんなで良い時間を共有するものであると言う。そして、そのマインドと言うものは、良い作品を作る上で一番大切なのだと語る。


また、マニアックな性質が自身の想像力に繋がっていると語る彼だが、実家が古本屋ということもあり、元々は漫画家に本気でなりたかったそうだ。一見両極端に見えるラッパーと漫画家だが、この2つは実は共通点が多いという。彼自身、家でYOUTUBEの動画を楽しんだり、本を読んだり、レコードを集めたりすることが昔から変わらずに好きであり、そういった趣味には、ある種のオタク要素も含まれ、そこと言うのは、ある一定の基準に合わせるメインストリームとは反対の、大事な要素なのだという。”売れるために自身の心を売るくらいなら、一生貧乏で良い”。このように語る彼の言葉には、”好きな事にこだわりを持ち続ける”というHIPHOPマインドが感じ取れる。

”HOOD”

埼玉県の川口市が地元の彼は、地方という場所には、都会とは違った大きな魅力があると言う。これまで、MVの撮影やライブで多くの地方を訪れている彼だが、何気なく移動している車のドライブの時間であったりと、 のんびりとした時間の流れで気付く事が出来る感覚は、地方で養うことができるという。彼の代表曲でもあり、iTunes HIPHOPチャートで1位を獲得した3rdシングル「ICE ICE BABY」は、福井県の池田町でMV全編の撮影を行っており、福井県池田町産トマト「越のルビー」製アイスシャーベット 『越のルビーのトマトアイス』のイメージソングにも起用されている。地方もひっくるめ、日本全土を盛り上げる彼の活動は、今後さらに意味を持つ貴重な動きなっていくだろう。


今年7月に人生初のメジャーデビューを果たすことになった、ZEN-LA-ROCK、鎮座Dopeness、G-RINAの3人から結成された今話題の新ユニット”FNCY”。”この3人だからこそできる面白い事”をスローガンに掲げ、新しいムーブメントを随時起こしている今注目すべきユニットと言えよう。そんな彼らの人気曲「Seventh Heaven」では、”最高にハッピーな週末の夜”をイメージして作られている。平成最後の金晩に開かれる「MY HOOD」には、ピッタリの一曲であろう。

Writer / g.g

we are one. peace.