時代を超えて愛されるジャズ音楽「In The Mood」知ってますか?
2019.03.16

JAZZの名曲と言えばどんな曲を思い浮かべますか?今回は日本国内でライオン、Honda、キリン、味の素、スズキなど有名企業のCM曲として使用され、時代を超えて愛される名曲グレンミラーのIn The Moodをご紹介。まずは聴いてみて!絶対に聴いたことあります。グレンミラーのIn The Moodと言われても、JAZZを知らない人はピンと来ないかもしれません。まずは実際の楽曲を聴いてみてください。
Glenn Miller - In The Mood
ジャズ音楽の名曲「In The Mood」のフレーズはパクり?
In The Moodという楽曲ですが、有名なフレーズは元はほかの曲だったのです。ジョー・ガーランドが作曲し、1939年にグレン・ミラー楽団の演奏によって大ヒット。後のグレン・ミラー楽団の代表曲にもなりました。その元ネタとなったのがこちら。1930年にトランペット奏者のウィンギー・マノンが作曲した "Tar Paper Stomp"です。
確かに同じ部分もありますね。1939年以降グレン・ミラー楽団による大ヒットのあと、グレン・ミラーとそのレコード会社から、著作権について争わないという条件のもと解決金が支払われたそうです。記憶に残りやすく明るいフレーズが人気となり、現代ではビッグバンドの代表的なレパートリーのひとつとなっています。
ジャズ音楽の中でも多くのアレンジが生まれた
人気のIn The Moodですが、多くのアレンジやカバーも誕生しました。今回はそのうちの一例をご紹介します。まずは王道のビッグバンド、スウィングジャズの雰囲気全開の演奏。
In The Mood (Glenn Miller) - JW Swing Orchestra. Melbourne, Australia
YoutubeにUPされている中でも珍しいアコースティックギターによるアレンジ。ちゃんとベース進行もついています。多才。
In The Mood - guitar cover
次はボーカリストによるアレンジ。80sの香り漂うボーカルカバー。ハイクオリティです。
The Andrews Sisters - In The Mood - Cover by The Honeybee Trio
最後はまさかのアレンジ。なぜやろうと思ったのか分かりませんが、ピッタリ合っています。
アンパンマンのマーチ+イン・ザ・ムード
時代を超えて愛される名曲 "In The Mood"。いかがでしたか?今回はIn The Moodのリリースについてと、様々なアレンジについてご紹介しました。今回紹介した以外にもさまざまなジャンル・アーティストによってカバーされています。原曲や元ネタと聞き比べてみて、違いを楽しんでみましょう。
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